<プエルトリコ代表ロドリゲス監督:一問一答>

 -ナショナルチームの役割とは

 ロドリゲス監督(以下ロド) 代表チームというのは、個人のエゴや、お金のために戦うと本当の意味で力を発揮できない。国を背負うことがプレーを推進する。それが1つの大きなパワーになる。

 -前回大会の準決勝、日本戦の印象は

 ロド ポイントは3点目だった。7回に投手(能見)が重大なコントロールミスを犯した。それをベテランのアレックス・リオスが逃さずに打った。高めのボールをホームランにして、3点目を奪った。それが試合のポイントだった。

 -2点差の8回1死一、二塁での日本が重盗を仕掛けたことは覚えているか

 ロド もちろんだ。あのプレーもキーだった。二塁走者(井端)がフェイクした。あのフェイクは避けたいプレーだった。プエルトリコチームを惑わすつもりだったと思うが、味方に迷いが生じてしまった。私はベンチで4番打者(阿部)だったから戦術を使わずに打者に任せると思っていた。捕手はメジャーNO・1のモリーナ。あの場面のスチールは予想もしていなかったよ。

 -今回のプエルトリコ代表のメンバーは

 ロド カルロス・ベルトラン(39=アストロズ外野手、今季29本塁打)、フランシスコ・リンドア(23=インディアンス内野手、今季球宴初出場)、カルロス・コレア(22=アストロズ内野手、昨季ア・リーグ新人王)、ヤディエル・モリーナ(34=カージナルス捕手、08年から8年連続ゴールドグラブ賞)も出場する。メジャーの選手は現時点では12人をチームに合流させる予定。

 -大谷のほかに注目している選手は

 ロド プレミア12で何人かの選手をチェックした。左打者の筒香もいい打者だと記憶している。