米大リーグにも日本ハム大谷翔平のような投打の二刀流がいる。パドレスで捕手登録されているベタンコートは3日、ロサンゼルスで行われたドジャースとの開幕戦で4回途中から2番手で登板した。1回1/3を3失点ながら「投手と野手を両方やるのは楽しいし、チームも助かる」と言い切った。

 右投げ右打ちのパナマ出身の25歳。本格的に投手を始めたのはこのオフからで、150キロ台の速球が武器だ。昨季は打者で73試合に出場し、打率2割2分8厘、6本塁打、25打点。投手としては大差の試合で2試合に投げた。

 登録選手数がプロ野球より少ないメジャーでは複数のポジションを守る選手が重宝される。ベタンコートは強肩を生かし、外野手を兼務するようになり、昨年は内野練習にも加わった。

 「投手か野手か選択するよう勧める人が多いが、自分次第」と言う。大谷については「日本でエースと中軸を兼ねているそうだけど、すごいことだよね。メジャーでも冒険と発見の道を歩んでほしい」とエールを送った。