ついてない時には、物事はどんどん悪い方向に進んでいくものだ。
メッツはエースのシンダーガードが右広背筋を負傷。当初、10日間の故障者リスト(DL)に入れられていたが、このたび60日間のDLに移された。
またローテの一角であるハービーは6日のマーリンズ戦に姿を現さず、チームから3日間の謹慎処分を受けた。米メディアによるとその日の午前中にゴルフに行き、体調を崩して頭痛を患っていたという。
それにしても、きちんと球団に報告していれば、このような処分にはならなかったはず。子供か。
ハービーの代わりに7日のマ軍戦に先発したウィルクは3回2/3を8安打6失点と炎上。チームは1安打完封負けを喫した。
優勝候補と目されていた開幕前に比べ、散々なメッツだが、同じようにどつぼにはまりかけているチームがある。ジャイアンツだ。
現在11勝21敗の勝率3割4分4厘。ナ・リーグ西地区最下位どころか、大リーグ全体でもロイヤルズの勝率3割3分3厘に次ぐ、ワースト2位となっている。
エース左腕のバムガーナーは休養日の4月20日にオフロードバイクの事故で肋骨(ろっこつ)と左肩を負傷。少なくとも前半戦は先発ローテに復帰できない。
それに追い打ちをかけるような出来事が7日に待っていた。0-4でレッズに完封負け。この3連戦で計5-31とたたきのめされ、簡単にスイープ(3連勝)を許した。
できるだけ早くシンシナティから脱出したくて、スピードを出しすぎたのかは定かでないが、試合後、チームバスにアクシデントが起きた。
米ヤフーによると、空港への道の途中でバスが故障。道路脇に止まってしまったという。
幸いにもチーム専属アナウンサーのデーブ・フレミング氏らクルーが乗っていたバスが、ジャイアンツのものが止まっているのを発見。好意で選手たちを空港まで運んであげたという。
ジャイアンツは8日からはニューヨークでメッツと対戦する。ついてない球団NO・1はどちらになるだろうか。