レイズの正一塁手を務めるローガン・モリソン内野手(29)が、本塁打競争の選出に対し不満を口にした。4日付の地元紙タンパベイ・タイムズ電子版など米複数メディアが伝えた。

 標的になったのは、出場選手の中で最も少ない13本塁打で参戦するヤンキースの正捕手ゲーリー・サンチェス(24)。今季ア・リーグ3位タイの24本塁打を放ちながら招待されなかったモリソンは「ゲーリーは素晴らしい選手だが、ホームランダービーにいるべきではない。私が(サンチェスを上回る)14本を打ったのは1カ月半も前だよ」と話した。なお、サンチェスは故障で1カ月近く離脱したため、53試合の出場にとどまっている(モリソンは80試合)。

 また、同選手は「失望はしていないよ。よくあること。私はレイズの選手。(公式ネット中継などを行う)MLBネットワークでも自分の写真をコリー(同僚のディカーソン)と間違えるんだ」と自虐的に言った。同記事によれば、本塁打競争の選考は大リーグ機構と選手会の協議で行われ、本塁打数の他に選手自身の人気度や昨季までの成績なども考慮されるという。

 なお、モリソンはオールスター戦の最後の出場選手を各リーグ5人の中から選ぶ最終ファン投票の候補に選ばれており、球宴出場の可能性は残している。