マエケン、12勝目-。ドジャース前田健太投手(29)がブルワーズ戦に先発し、6回を投げてソロ本塁打による1安打1失点と好投。自己最速タイの時速95マイル(約153キロ)の速球を主体に7三振を奪い、今季12勝目(5敗)を挙げた。過去8戦で6勝(1敗)と好調を維持しており、ポストシーズンでも期待できそうだ。

 マウンドへ向かう前田は、いつもと違う場内アナウンスを不思議な思いで聞いていた。「ピッチャー、ケンタ“マエケン”マエダ」。この週末は、メジャー全体が「プレーヤーズ・ウイークエンド」と命名されたイベント期間で、選手はニックネームが刻まれたユニホーム姿で登場。前田は日本ではおなじみの「MAEKEN」と紹介された。「マエケンって言われると、ちょっと試合の気持ちじゃなくなってしまうというか…」。一瞬、和んでしまいそうな気持ちを引き締め、プレートに足をかけた。