レッドソックスが、今季最長となる延長19回でサヨナラ勝ちを収めた。

 8回まで無得点に抑えられたが、2点を追う9回裏に守護神オズナを攻略。無死二、三塁から5番ラミレスと6番モアランドの内野ゴロで追い付き、延長に突入した。

 10回以降はともに無得点が続く。ブ軍は11回、1死一、三塁のチャンスを作ったが、犠牲フライかと思われたスモークのセンターへの飛球を、中堅ブラッドリーが好返球で三塁走者バティスタを刺した。16回には両チームとも先頭が出塁したが、得点にはつながらなかった。

 そして19回裏、先頭の4番ベッツが左翼への二塁打で出塁。続くラミレスが、センター前にサヨナラ打を放った。

 延長19回は、5月7日カブス-ヤンキース戦の18回を抜き今季最長。また、1912年開場のフェンウェイパーク史上では、延長20回までプレーした1981年のマリナーズ戦に次いで2番目に長い。レ軍は計12人の投手をつぎ込み、4日にエンゼルスがマークしたア・リーグ記録に並んだ。試合時間はちょうど6時間で、終了時刻は日付が変わった午前1時11分。AP通信によると、約700人のファンが試合を最後まで見届けたという。

 レ軍はこれで連敗を3で止めた。2位ヤンキースがオリオールズに逆転サヨナラ負けしたため、ヤ軍とのゲーム差を3・5に広げた。