ヤンキース時代から5年ぶりとなる開幕戦先発に、マリナーズ・イチロー外野手が感慨をにじませた。

 -監督から直接伝えられた

 イチロー ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断を下してくれた。けがをした選手に対する扱いではない。なかなかこういう気持ちにさせられることはないですよ。

 -気持ちの高ぶりは

 イチロー 20歳のとき(オリックスの)仰木監督がそういう思いにさせてくれた。それに近い感覚がある。この判断、びっくりしました。こんなギフトがあるなんて。

 -仰木監督を思い出すとは

 イチロー 春の早い段階で、福岡でチームが負けて、帰りのバスの空気が真っ暗。僕も頭下げていたら、監督が「なに下向いてんだ。ヒット1本、二塁打打っておまえはそれでいいんだ。勝ち負けは俺が責任取るから選手は自分のことちゃんとやれ」と。そのとき、この人のために頑張りたいという思いが芽生えたんですね。レギュラー1年目、しかも20歳の選手になかなか言えることじゃない。

 -シアトルの通勤はどうか

 イチロー 今日、球場に来る間は最高でした。自分の家から通うのはこんなにも気持ちの良いものだったのかと。当たり前にあるもの、本当に最高です。