エンゼルス大谷翔平投手(23)が、イチローが歴史を紡いできた場所で躍動した。マリナーズ戦に先発登板。カーブを多投するなど進化した投球で、7回途中6安打2失点で約1カ月ぶりに3勝目(1敗)を挙げた。

 過去の投球内容と比較しても、この日の登板ではカーブの割合が増えていることが分かる。過去の4試合ではスライダーとスプリットがメインの変化球で、カーブは約2~4%ほど。だがマリナーズ戦ではカーブを11・2%(11球)とこれまでで最も多く投げ、前回登板で34・7%も投じていたスプリットと同じ割合だった。

 今まで組んでいたマルドナドからリベラに捕手が変わったことも少なからず関係しているとみられるが、今までにない配球を見せていた。

 結果的にもカーブでは2打数0安打(1死球)とヒットを許さず。功を奏した投球内容となっていた。