エンゼルス大谷翔平投手（24）が、4号2ランを含む3打数2安打と活躍した。

第1打席でチャンスを広げる中前打を放つと、第3打席では内角高めのツーシームを左中間へ運ぶ2ラン。反撃ののろしを上げたが、チームは競り負けた。

大谷の試合後の主な一問一答は以下の通り。

－チームは負けたが、打撃の感覚や手応えは

大谷　個人的な内容としては悪くなかったので、明日以降、継続したいなというところかなと思います。

－本塁打の場面は、インコースも頭に入れながら、初球から振っていこうと思っていたか

大谷　直球はほぼインコースだったので、ファストボール（直球）系はインコースじゃないかなとは思っていました。十分変化球の確率もあるので直球、変化球を問わず初球からしっかりストライクは振りたいなというのはいつも思っています。

－内角を捉えて逆方向に本塁打。打撃の感覚はつかめてきている

大谷　97、98マイル（約156・1～157・7キロ）のインコースのフロントドア（内角のボール球からストライクゾーンに入るボール）なので、なかなか日本時代は見ることがなかったですし、去年からしか経験していないので、まあ浅い経験でですけど、1打席1打席を次の打席にやっぱりつなげたいと思っている。そういう意味では、いい打席だったと思います。

－イメージとのズレなどは感じているか

大谷　今日は良かったかなと思いますね。打球傾向というか、飛んでる感じも良かったですし、入るか入らないか分からなかったですけど、そういう感じも良かったかなと思います。

－試合前練習でのキャッチボールで、指先の感覚は戻りつつあるか

大谷　指先の感覚というよりは全体的な感覚の方が大事なのかなと今は思っているので、投げ心地と患部の張り具合と、それが一番大事なのかなと思います。

－初球の本塁打が多い。今季、打席の入り方についてはどうか

大谷　カウントで狙い球とか変えたりしますけど、基本的には甘い球を打つというのは変わらないので、それが初球でも3－2（フルカウント）でも変わらないのかなと思います。

－早いカウントで捉えきれないこともあったが、感触はどうだったか

大谷　ファウルにもいいファウルと悪いファウルがあるので、1打席目の2球のファウルは良かったなと思いますね。もったいないなというファウルと、大丈夫だというファウルがあるので、そこを意識しておけばいいかなと思います。

－球種を張ることはあるか

大谷　球種で張ることはあんまりないですかね。しっかり距離とタイミングが取れていれば、あんまり考える必要がないのかなと思うので。ただ、今日みたいな98とか99マイルとかいう投手に対しては、カウント別に振り分けたりとかはしないといけないかなと思います。