MLB公式サイトが17日、エンゼルスの大谷翔平投手(25)の2019年シーズンを振り返り、うまくいった点、うまくいかなかった点などを分析した。昨年10月1日に右肘内側側副靱帯の再建手術を受け、今季は指名打者に専念した同選手について、強打を放つことに関しては今も一流だと伝えた。

同サイトはうまくいった点の1つとして、大谷が今季106試合に出場し打率2割8分6厘、出塁率3割4分3厘、長打率5割5厘、18本塁打、62打点をマークしたことを指摘。同選手が「今も強打者であることを証明した」と述べた。

なお、「Statcast」によると、大谷の打球の初速は平均92・8(約149キロ)。同サイトは、この数字についてメジャー11位にランクインし、全選手でトップ3パーセントに入るものだと紹介し「強烈な打球を放つことにかけては、今も一流だ」とつづった。

一方、うまくいかなかった点としては、手術のためシーズン開幕に出遅れたこと、左膝の二分膝蓋(しつがい)骨の手術により9月11日でシーズン終了となったことを挙げた。また、オールスターブレーク後は53試合で4本塁打にとどまるなど、後半戦にペースが落ちたことにも言及している。