トラウト41億→9億円?MLB大減俸案で前途多難

  • オーナー側の提示報酬案
  • 投手を相手にしたフリー打撃で安打性の打球を飛ばすレイズ筒香(20年2月19日撮影)

【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)26日(日本時間27日)=斎藤庸裕】米大リーグ機構(MLB)が、年俸によって減額幅が変わる段階形式の報酬案を選手会に提示した。高年俸のスター選手が大幅減俸となる減額システムで、ESPNによると、シーズン82試合で想定した場合、今年最高年俸のエンゼルスの主砲トラウトは約3766万ドル(約41億4300万円)が、約825万ドル(約9億800万円=ワールドシリーズが完了した場合にもらえる250万ドルを含む)まで減る。一方で、低年俸の選手ほど減額は抑えられる。

MLBと球団オーナー陣は5月中旬、球団の収益を選手会と折半することで意見が一致。これが選手のさらなる減俸につながるとして試合数に準じた日割りの報酬で合意していた選手会側から反発を招いた。折半案は再考も、複数の米メディアによれば、代替案に選手会はひどく落胆、難色を示しているという。15日提案の新型コロナウイルスの感染予防に関しても、両者間で大きな隔たりがあるとされる。6月中旬のキャンプ再開、7月4日前後の開幕を目指すには、合意のデッドラインは6月の第1週までとの報道も。前途多難の交渉スタートとなった。