新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響で短縮された今季メジャーのレギュラーシーズンが27日に閉幕し、ヤンキースのDJ・ラメーヒュー内野手が、史上初となる両リーグの首位打者となった。

26日の試合で5打数4安打3打点と活躍し、両リーグでの首位打者獲得に向けて前進していたラメーヒュー。この日も3打数2安打と結果を残して今季通算3割6分4厘とし、ア・リーグ2位ティム・アンダーソン内野手(ホワイトソックス)の3割2分2厘を大幅に上回った。

チームメートのルーク・ボイト内野手は両リーグ通じて最多の22ホームランを記録し、本塁打王に。1シーズンに首位打者と本塁打王が同一チームから生まれたのは、1959年のミルウォーキー・ブレーブス以来となる。

3割5分1厘を記録してナ・リーグの首位打者となったのは、ナショナルズの若き主砲フアン・ソト外野手。これまでナ・リーグ首位打者の最年少記録は1941年にピート・ライザー氏が記録した22歳195日だったが、21歳11カ月2日のソトがこれを塗り替えた。

なお、投手陣では、カブスのダルビッシュ有投手、インディアンスのシェーン・ビーバー投手がともに8勝を記録してそれぞれナ・リーグ、ア・リーグのトップに。ダルビッシュは日本人投手として初の最多勝のタイトルを獲得した。(AP)