エンゼルス大谷翔平投手(26)は2試合連続の安打を放ったが、痛い走塁ミスで好機を逸した。

レッドソックス戦に「2番DH」で出場。1回無死一塁の第1打席、左腕ペレスの内角球に詰まらされたゴロは、大谷シフトでがら空きの三塁を抜け、左前への安打となった。二塁進塁を狙ったが、前の走者が二塁へとどまっており、これに気付いて一塁へ戻ろうする間に挟殺プレーでタッチアウト。マドン監督は「自動車事故みたいなもの」と振り返り、痛恨の走塁死となった。

先制点のチャンスを逃すと、2打席目以降は見せ場を作れなかった。「彼は頭が良くて、才能にあふれている。修正もできるが、今日は全て自分の投球がうまくいった」と、大谷との対戦を振り返ったペレスから内角を攻められて2三振。3番手の左腕エルナンデスに対しては高めの直球で空振り三振を喫し、3打席連続三振に倒れた。今季は左腕から3本塁打を放っているが、打率は1割9分1厘で、数字上の分の悪さが結果に表れた。

4打数1安打でこの日も沢村との日本人対決はお預けとなった。チームは開幕投手を務めた先発バンディが5回途中7失点。打線も完封負けを食らい、大敗で4連敗を喫した。(ボストン=斎藤庸裕)