エンゼルス大谷翔平投手(26)が、4-5の9回に2死一塁から今季12号となる逆転決勝2ランを放った。前の打者トラウトが野手3人の間に落ちるラッキーなヒットを放ち、直後の初球を右翼ポール際に運んだ。1発を許し今季初めてセーブ失敗を記録したレッドソックスの守護神マット・バーンズ(30)は、試合後の会見で「トラウトが打った瞬間は、正直あれで試合が終わると思った。不運だったが、これが野球。そして大谷に直球を甘いところに投げてしまい、彼はしっかり準備ができていた」と振り返った。

さらに大谷について質問が及ぶと「これまで見た中で最も肉体的に恵まれた選手だと個人的に思う。101マイル(約162・5キロ)投げることができて、600フィート(約182・9メートル)飛ばせる選手はいない」とたたえ「彼は特別でとてつもなく才能がある選手。ケガすることなく、長いキャリアを送ってほしい」とエールを送った。

大谷はこれでこの日5打数1安打2打点で、今季打率2割6分2厘、12本塁打、29打点。ア・リーグの本塁打ランキングではヤンキースのジャッジ、マリナーズのハニガーと並びトップタイ。ナ・リーグでは1位のブレーブスのアクーニャが同じく12本塁打で並んでいる。