元DeNAで現在レンジャーズでプレーしているスペンサー・パットン投手(34)が、ベテラン選手としてブルペン陣のリーダー役を買って出ているとのエピソードを3日付の地元紙ダラス・モーニングニューズ電子版が伝えた。

MLBは労使交渉が難航し、開幕が延期。開幕2カードが中止になり、先行きは不透明となっている。キャンプも行われず、不安に思う選手も多いはず。そんな状況下で、パットンは若手投手陣と積極的に連絡を取っているという。「もし自分がこの状況下で若手だった場合、ベテラン選手と話がしたいと思う。労使交渉についても話したが、彼らのことを気にかけている人がいるということを伝えたかったんだ」と話した。

また、労使交渉に対する自身の思いにも言及。交渉では若手選手の年俸アップやタンキング防止が主な争点となっており「自分には関係ない項目もある」とした上で「(オーナー側が提示した数字は)我々が納得いくものではない。筋が通っていないんだ」と、将来の選手と野球のために妥協してほしくない考えを明かした。試合中止を決めたMLBに対しては「ファンに試合を見せることができなければ、世代をまるごと失いかねない。今はベースボールのシーズンだ。試合を中止にすることは、野球の未来にとって最悪なこと」と嘆いた。