ロッテ佐々木朗希投手(20)の完全試合達成は、米国内でも注目を集めた。著名な投球分析家で「ピッチングニンジャ」と呼ばれるロブ・フリードマン氏が動画をツイートしたこともあり、全米に名が拡散した。

米CBS電子版では、オリックス打線に元大リーガーのブレイビック・バレラとランヘル・ラベロを含んでいたことに加え、ゲームスコアが106を記録したことを伝えた。

ゲームスコアとは、セイバーメトリクスの大家ビル・ジェームズ氏が考案した投手の指標。メジャーリーグの最高は、98年5月にカブスのケリー・ウッドが20奪三振でアストロズを完封した105。

MLB公式サイトは「佐々木朗希は日本プロ野球の2年目のシーズンを迎え、すでにMLB各球団の目に留まっていた。しかし、たとえそうでなかったとしても、日本球界史上最高のパフォーマンスを披露した今、彼は間違いなくそうなっていることだろう」と伝えた。さらに、メジャーで完全試合が23度あり、最多奪三振がマット・ケーン(ジャイアンツ)とサンディ・コーファックスの14であることを紹介した。

ESPNは「天才投手」と最高の賛辞を贈った。

◆ゲームスコアの算出方法

<1>50ポイントからスタート。

<2>アウトを1つ取ると1ポイント追加。(50+27=77)

<3>5回からは1イニングを投げ終えると2ポイント追加。(77+10=87)

<4>三振1つを奪うと1ポイント追加。(87+19=106)

<5>被安打1本打たれると2ポイントを減点。

<6>自責点1点につき4ポイントを減点。

<7>自責点以外の失点1点につき2ポイントを減点。

<8>四球1つを与えると1ポイントを減点。

【注】()は佐々木朗の場合の計算。減点はなし。