MLBは20日(日本時間21日)から、投手登録の人数を13人に制限するルールを開始する。メジャーの登録枠26人中、投手は先発も含めて13人までしか登録できず、頭を悩ませている球団が多い。しかしエンゼルスだけは、大谷翔平投手(27)を「ツーウエープレーヤー(二刀流選手)」として登録できるため、投手を実質14人抱えることができ、制限の影響を受けずにすむ。

投手登録13人制限は、当初は2020年から導入される予定だったが、コロナ禍のため導入を遅らせていた。今季は多くの球団が投手を14人登録しており、制限開始の2日前に当たる18日の時点では、30球団中18球団が投手を14人以上登録。19日にはタイガースが14人の投手のうち救援右腕ドルー・ハッチソン(31)を戦力外として枠から外しているが、20日までにその他の多くの球団もロースターを再構築する必要に迫られる。

ツインズのバルデリ監督は「もし投手を14人登録できるなら、私はそれを選択する。だが選択できない。ルールに合わせるしかない」と話し、ナショナルズのマルティネス監督は「球界を見渡してみても、投手を1人余分に持てるのは間違いなくプラスだ。制限するのをやめてほしいと願っていたんだがね」と話した。

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