ロサンゼルス・タイムズ電子版は5日、エンゼルス大谷翔平投手(28)とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)のMVP争いについて「オオタニの万能性は、再びMVPを狙うに十分の価値がある」とする記事を掲載した。

ジャッジは4日(日本時間5日)のレンジャーズ戦で、61年ぶりにロジャー・マリスのア・リーグ最多本塁打記録を塗り替える62本塁打を放った。一方の大谷は5日(同6日)のアスレチックス戦に登板し、MLB史上初めて投打でダブル規定を達成した。

同記事は「オオタニはア・リーグでトップ5に入る打者であり、トップ5に入る投手。その上、選手登録枠を1つしか使っていない」と指摘。カブスの先発右腕マーカス・ストローマン(31)がツイッターで「ジャッジは最も歴史的なシーズンを送った。しかしオオタニにMVPを贈らないなんて、そんなことができるのか? 彼が成し遂げていることは過去誰もできなかったし、今後誰もできない。2人ともMVPに値する。どちらを選んでも間違いではない」と意見したことを引用した。

米メディアではMVPはジャッジとの声が大きい。だが同記事は「ニューヨークのタブロイド紙が主張するように、MVPの投票がワンサイドの結果になるべきではない」とし、規定投球回で投打ダブル規定達成は考慮されるべきとした。