レンジャーズ傘下で18年に渡って監督やコーチを務めてきたヘクター・オルティス氏が28日、長いがんとの闘病の末に亡くなった。54歳だった。

オルティス氏は現役時代に捕手としてロイヤルズとレンジャーズで合計93試合に出場。引退後はレンジャーズのマイナーで打撃コーチや監督を歴任し、15年から20年にかけてはレンジャーズで一塁ベースコーチやブルペンコーチなどを務めた。

オルティス氏の3年間にわたるがんとの闘病をきっかけに、レンジャーズのボビー・ウィルソンコーチは、テキサスをイメージしたキャッチャーマスク、袖に「ヘクター・ストロング」の文字が入った青いパーカーをデザインして販売。その収益はがんと闘う家族の支援に充てられている。(AP)