かつてメッツなどで活躍しメジャー通算162勝を挙げたアル・ライター氏を父に持つレンジャーズのジャック・ライター投手(23)が敵地でのタイガース戦でメジャーデビューした。アル・ライター氏の兄マーク氏はかつてタイガースなどで通算65勝を挙げた元投手で、マーク氏の息子でジャックのいとこにあたるマーク・ライターJr.は現在カブスに所属しリリーフ投手として活躍。MLB公式サイトなどによると、アル氏とマーク氏は史上初めてともに元メジャー選手で、かつメジャーリーガーの息子を持つ兄弟となった。

タイガース戦に先発したライターは先頭グリーンを3球三振に仕留め、安打と四球で2死一、二塁とするも最後は5番ビアリングを中飛に打ち取り無失点。しかし4-0の2回は適時打3本を含む4安打を浴び4失点で同点とされた。3回は3人で抑えたが、7-4の4回は2死から再び同点とされ2死二塁の場面で降板。デビュー登板は3回2/3で8安打7失点、3四球3三振で勝敗は付かなかった。試合後、投球について「フラストレーションがたまる内容だった。消極的な配球をしてしまった」と反省したが、家族や友人が球場に訪れ「特別な日になった。もちろん結果は理想的ではなかった。デビュー戦で夢見たような結果ではなかったが、試合には勝てた。それが最も重要なこと」と話した。