【ワシントン25日(日本時間26日)=斎藤庸裕】ドジャース山本由伸投手(25)がメジャー2勝目を挙げた。ナショナルズ戦に先発し、6回4安打無失点7奪三振の力投。5回には顔面付近を強襲した約169キロの弾丸ライナーをスーパーキャッチした。ロバーツ監督に「死にかけた」と漏らす中でも由伸スマイルを貫き、NPB最高峰右腕が本領を発揮してきた。

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顔面付近を襲った弾丸ライナーを好捕した山本のプレーを、地元テレビ局で解説を務めたド軍OBのエリック・キャロス氏(56)が絶賛した。と同時に、現役時代の02年9月のアストロズ戦で同僚だった石井一久(前楽天監督)が、頭部に打球を受けて病院へ搬送され、頭蓋骨を亀裂骨折した試合を回想。大惨事を回避した山本の美技を「彼はすべての運動能力を駆使した」とたたえた。

【動画】決定的瞬間!山本由伸169キロの弾丸打球をスーパーキャッチ!