メジャーに初昇格したレッドソックス上沢直之投手(30)が28日(日本時間29日)、チームに合流したがこの日のカブス戦で出番はなく、デビューはお預けとなった。

コーラ監督は地元メディアの取材に応じ、上沢の投球について「速球は速いわけではないが、いいスプリットを持っている。使い所もいい。ストライクゾーンにバシッと決めてくる」と、スプリットを称賛。さらに「彼がチームに来て興奮している。オフに(獲得を)検討していた選手。(オフでの契約は)実現しなかったが、スプリットもストライクへの投球も気に入っている」と、獲得を検討していたことも明かした。

役割については「彼は我々に(ブルペンで)長いイニングを提供してくれる」「ブルペンに入るのは、スプリングトレーニングを除けばキャリア初だから、しっかり準備ができるようにサポートしなければいけない」と、救援での起用になるとした。

上沢は日本ハムからポスティングシステムを利用して今年1月にレイズにマイナー契約。キャンプに招待選手として参加していたが、開幕ロースターから漏れたため、契約条項を行使して3月末にメジャー契約でレッドソックスに移籍した。開幕は傘下3Aウースターで迎え、3試合に先発して2勝1敗、防御率4・80だった。