右肘痛でスロー調整を進めてきた日本ハムのドラフト1位有原航平投手(22=早大)が、実戦デビューした。イースタン・リーグ西武戦に2番手で登板。1回を内野ゴロ2、外野フライ1の3者凡退に抑えた。昨年11月の東京6大学リーグ早慶戦以来の実戦。わずか10球だったが、直球はスコアラーのスピードガンで最速149キロを計測した。
ポテンシャルの高さを、解き放った。「やっとスタートラインに立てたかな」。初球。直球は147キロを計測。スライダー、カットボールも駆使し淡々と内角を突いた。スコアラーのスピードガンには2度、149キロが表示された。156キロ右腕の片りんを見せた。
有原 自分が思っていたよりは(実戦で)早く投げることが出来た。今日は(右肘は)全然、違和感なかった。まずは1イニングを、しっかり3人で抑えられたことが良かったです。
充足感の一方で、辛口の自己採点もした。球は高めに浮いた。「好感触な球はなかった。甘い分、捉えられていたと思う」。昨年11月以来の実戦というブランクがあっても、甘えはなかった。「先発として、もう少し長いイニングを投げたい。ブルペンで、もっとコントロールを意識して投げたい」。目標とする「先発完投」へ、意識は高い。
強い信念を持って、この日にたどり着いた。早大でチームメートだったロッテ中村や、この日先発したの西武高橋ら同期が活躍する中、有原は静かに出番を見据えてきた。張りなどがなければ31日のイースタン・リーグDeNA戦(鎌ケ谷)で2イニング以上を投げる予定。「下で、しっかり結果を残さないといけない。まだ始まったばかりです」。大本命の大型右腕が、力を帯びて歩き始めた。【田中彩友美】



