巨人菅野智之投手(25)が、冷静な思考で今季4度目となる広島のエース前田との投げ合いを制する。過去3戦は2勝1敗。初対戦は0-1で敗れたが、次戦では同スコアでリベンジに成功した。今回も僅差の攻防が大方の予想。前田との対戦では1点を失えば負ける、という覚悟が必要と説くが今回は違った。「チームがしんどい状況だし、そう思うとピッチングが小さくなる。そういう気持ちで投げていると、チームにもそう映る。とにかく勝つために、状況、状況で考えて投げたいです」と話した。

 投手陣の軸として、勝利だけを追い求める。相手先発が前田であることを「意識はもちろんする」と言ったが、マウンドに上がれば打者との対戦。経験豊富な杉内が戦列を離れ、リーグ4連覇に向け、勝負の夏場を迎えることも十分に意識する。「相手が前田さんというよりも、チームが負けられない状況。いつも通り、やるべきことを意識してやる」と決意を込めた。23日はマツダスタジアムで調整。原監督は「気負わずに。胸を借りて、チャレンジ精神が大事。まだ守るものは、そうはない」と背中を押した。【久保賢吾】