通算1万試合目を逆転勝利で飾り、巨人原辰徳監督(57)は感無量の表情だった。三塁側ファウルゾーンを引き揚げる際、スタンドから祝福の大歓声を浴びた。チームも2連勝で首位をキープ。「チームにとって大事な時期ですし、1万試合という節目に勝てたのは大きい」と、笑顔でファンに手を振った。
メモリアル試合でも、勝利への執念は同じだった。1点リードの9回1死二、三塁。自らマウンドに小走りで向かった。選手の目をジッと見つめた。「力を出し惜しまないで、信じて、思い切っていこう」と伝えた。監督として1672試合、コーチとして410試合、選手として1697試合に携わった。「想像を絶する数字。でも歴史ってそういうものなんだろうね。感謝です」。偉大な先人たちのように目の前の勝負に全身全霊を注ぐことを求め、選手もやり切った。「いろんな人に支えられて我々はさらに精進していくというところです」。積み重ねてきた日々に感謝し、新たな1歩を踏み出す。



