3者連続三振がソフトバンクのマジック点灯を呼び込んだ。日本ハムの猛烈な追い上げに、劣勢ムードが球場を包んだ。同点で迎えた8回。2番手の森唯斗投手(23)が雰囲気を一変させた。2番田中からの上位打線を最速151キロの直球で押した。「いつも通り、思い切っていけば、と思った。(無失点は)それが自分の仕事なんで。あんないい場面で投げさせてもらって、感謝しています」。陽岱鋼、中田のバットも空を切った。分かっていても、打てない剛速球。三振はすべて空振りで奪った。

 森の存在は今後を考えると、大きい。サファテ、五十嵐の登板数が増え、疲労蓄積の不安もある。前半戦は不安定な面も見られたが、昨年同様のパフォーマンスを取り戻した。工藤監督は「すごく状態がいい。後ろで投げても、遜色(そんしょく)がない。相手がもう1点、というところで止めてくれる。自信が彼の中である」と絶賛した。これで12戦連続無失点。相手の勢いを食い止め、バトンタッチ。森を含め、4人のリリーフ陣がゼロ行進でつないだ。鉄壁の守りがマジック点灯に大きく貢献した。