巨人が今季6度目の同一カード3連敗を喫した。開幕から中日、広島、ソフトバンク、ロッテ、DeNA、再び広島。毎月キッチリ●を並べられ、そのたびに浮上の芽をつまれている。決勝点は8回無死二塁、バント処理を焦ったマシソンが犯した悪送球だった。焦った原因は他でもない。貧打によって醸し出された、失敗できない空気だった。

 原辰徳監督(57)は打線について「カバーし合わないと」と言ってから「いや」と訂正した。「オレが決めてやるという気概を見せてほしい。この3連戦、まったく、打線が相手に抑えられっ放し。ちょっと打てば逆になるんだけど。並びもね…。我慢、信頼して使うか。違った形を考えるか。時間もある。考えます」と一気に吐き出して会見を終えた。

 カープ投手陣は、共通したアプローチで3連勝を運んだ。ジョンソンから始まり21三振した初戦。マエケンに対し、小林のソロ1本だった第2戦。福井-大瀬良-中崎の右本格派3枚で1得点の第3戦。それぞれ内角の突っ込みが他チームよりも明らかに厳しく、手元と足元を動かされ、対となる外角を有効に見せつけられ、ズタズタに寸断された。

 それにしても、3連戦の合計が12安打で2得点。8月に入り上げ潮に思えた打線の本格化は、踏ん張りどころが訪れたカープの徹底に屈し、未遂に終わった。6連戦の真っただ中も、10日は休日返上の全体練習に。もう待てない。大汗をかく。【宮下敬至】

 ▼巨人は7月13~15日DeNA戦以来、今季6度目の同一カード3連戦3連敗。巨人にとってシーズン6度の同一カード3連戦3連敗は06年の9度以来、9年ぶり。広島戦では5月4~6日に次いで今季2度目となり、広島戦でシーズン2度は01年以来、14年ぶりになる。今季、セ6球団の同一カード3連戦3連敗の回数を出すと

 巨人6、中日5、DeNA5、阪神4、広島3、ヤクルト2

 巨人の6度が最も多い。