またもソフトバンク中田賢一投手(33)が1発に泣いた。1点ビハインドの5回、2死満塁から田中に右翼へ4号満塁弾を浴びた。高めに浮いた直球を捉えられ、唇をかんだ。5回6失点KOで6敗目。チームは今季ワースト11失点で連勝は5でストップ。マジックも21のままとなった。
中田は3戦連続の2被弾で3連敗。満塁被弾は中日時代の07年6月3日にヤフオク(当時ヤフー)ドームで小久保に打たれて以来8年ぶりだった。試合中、ベンチで工藤公康監督(52)の隣に座り、異例の直接指導を受けた。
工藤監督は「あの(満塁)本塁打は結果で、一番いけないのが2番の中島への四球。打たれてもシングルの打者にストライクが入らない。2死だったし、バッテリーで反省しないと」と、直前の中島へのストレートの四球に猛省を促した。中田は「自分の中でしっかり受け止めて、次へ考えていきたい。(中島は)ボール、ボールではダメな打者。追い込んでも粘ってくる」と悔しがった。
中田は今季15被弾となり14本の武田、摂津を抜きチームワーストとなった。工藤監督は「孫子(の兵法)みたいな言い方になるが、相手を知って自分に何ができるか。何か変えないといけない。変える勇気がないのは違うんじゃないか」と次回登板までにしっかりと自分を見つめ直し、自らの力で1発病から脱出することを望んでいた。【石橋隆雄】



