痛恨の逆転負けだ。金本阪神が「日本生命セ・パ交流戦」の日本ハム戦で1点リードの9回、ラファエル・ドリス投手(29)が3失点。もったいなさを感じる連敗を喫した。でもそもそもは第99代4番に据えた糸井嘉男外野手(35)が不発で、6回は岡崎太一捕手(33)がスクイズを失敗するなど、2点しか奪えなかったことが響いた敗戦。3連敗阻止へ今日こそ頼むで!
1点を守りきれなかった。最終回に守護神ドリスがまさかの背信投球を見せた。先頭レアードに遊撃への内野安打を許すと、続く大田にはストレートの四球。中島に初球にあっさりとスクイズを決められ、同点に追いつかれた。中4日の登板間隔で休み肩になっていたのか、調子が上がらない。「多少、そういう部分はあったかもしれないが、切り替えて、やれることはやるしかない」。代打松本に左翼線に決勝の2点タイムリーを浴び、万事休す。4月29日の中日戦以来となる3敗目を喫した。
この日は福留が休養日でスタメンから外れた。試合前、金本監督はこう話していた。「孝介を休ませるけど、4番、5番がいないのよ。糸井で考えているんだけど…」。現在のチーム事情を考え、移籍後初めて糸井を99代目の4番に起用。自身は3年ぶりの主砲の座だった。しかし、それも空転した。最終回に1発出れば、逆転サヨナラのチャンスに空振り三振。5打数無安打に終わった。「僕が打っていれば、ですね」。試合後は責任の重さを痛感している様子だった。指揮官も「調子を落としているのか。そんなふうには見えないが、プレッシャーなのかな、とは思いますね」と淡々と話した。
新4番が沈黙する状況で、リードしながらも、重苦しい展開ではあった。1点リードの6回裏1死二、三塁で岡崎が鍵谷のフォークに空振りし、スクイズ失敗。金本監督は「オレの出すタイミングが悪かっただけで、ワンバンが来ると思ってなかった。岡崎に対して、普通にカウントを取りにくると思っていた」とかばった。絶好のチャンスを生かせず、相手に流れが移った。
前夜のロッテ戦から、もったいない敗戦が続く。しかし、これも野球だ。「追加点が取れなかったのはあるが、逆にあのパターンで負けたらね。ショックもあるが、仕方ないというところもありますし」と指揮官は気持ちを切り替えようとした。一進一退の日々だが、粘り強く首位広島を追うしかない。【田口真一郎】



