ロッテのドラフト2位、酒居知史投手(24)が4安打2失点の完投でプロ初勝利を挙げた。チームの連敗は4で止まった。

 2-0の2回にマレーロの犠飛で1点を失ったが、4回から8回までは1本も安打を許さなかった。9回、先頭のT-岡田にソロを浴びたが、崩れることなく、後の3人を抑えた。

 ロッテの新人投手が完投でプロ初勝利を挙げるのは、14年の石川以来となった。

 酒居は大阪・枚方出身。地元での初勝利に「本当に、素直にうれしいです。たくさん知り合いが来てくれていたので、投げやすかったです。(9回にT-岡田にソロを打たれ)最後まで、しっかり抑えられる投手になれるよう、頑張っていきたいです」と話した。

 伊東監督は「(前々回4日の)楽天戦で素晴らしい投球をしたので、近々、勝てると思っていた。ずっと感じは良かった。最後までボールの力が落ちない。余力を残して、対戦する打者に合わせて投げられる。新人らしからぬ投球」と、ねぎらった。