仙台大は7-0の8回コールドで東北工大に連勝し、勝ち点1を積み上げた。プロ注目の最速155キロ右腕・馬場皐輔(4年=仙台育英)が7回を11奪三振、1安打無失点と好投。今季16回連続無失点の防御率0を継続させてリーグ通算12勝目をマークした。

 ネット裏では7球団のプロ関係者が観戦。楽天上岡良一スカウト(51)は「今年見た中で一番いいかもしれない。力だけに頼らず、丁寧にコーナーに投げ分け、考えて投げている。地元(宮城)出身も魅力。候補の1人」と評価した。

 この日最速は150キロをマーク。「バッターの動きを見て球種を変えた」と、キレのいいスプリットとスライダーを交えて三振の山を築いた。馬場は「ペース配分は考えずに全力でいった。(中盤から)握力がなくなりちょっと抜けた」と3死球を反省。さらに「三振で行くと球数が多くなってしまう。自分の限界を知れたのが収穫」と次戦登板に生かす。【佐々木雄高】