「わんこそば打線」改め、「わんこそば打撃」だ。巨人育成1位の盛岡大付・比嘉賢伸内野手(17)が9日、盛岡市内のホテルで契約交渉に臨み、支度金200万円、年俸250万円(金額は推定)で仮契約。次から次へと安打を“おかわり”して春夏連続全国8強を成し遂げた強力打線からのプロ入りは自身1人のみだったことを受け「これからも自分は1人で、おかわりを続けます。そのためには振り続ける体力を作っていかないと」。高校通算37本塁打の大器は、1日最低1000スイングをノルマに準備を進めている。

 大阪から東北の地に野球留学して巨人入りした坂本勇人(青森・光星学院卒)の背中を追う。関東での生活も初めてだが「はしゃぎ過ぎず、練習第一で」。地に足をつけ、プロの投手に食らいつく。