東京6大学リーグの明大が20日、静岡・沼津キャンプをスタートさせ、プロ注目の渡辺佳明内野手(3年=横浜)が遊撃守備で活気ある動きを見せた。

 昨季まで三塁手としてレギュラーを張り2度目のベストナインも獲得したが、今季から遊撃に挑戦。“陣中見舞い”に訪れた横浜(神奈川)小倉清一郎元コーチ(73)が見守る前で、泥まみれになった。渡辺は「ショート1本でいきます。ノックを受けていく中で、できそうな感じがしてきました」と宣言した。

 小倉元コーチは「佳明は体が少し大きくなったね。打つのは問題ないんだから、あとは三遊間の深いところを意識してどうやるかだね」とアドバイス。自ら遊撃のノックを打った明大・善波達也監督(55)は「もともとハンドリングがいい子。小倉さんも『大丈夫』と言ってくれましたし、僕も(遊撃は)できると思っています」と見据えた。明大は24日まで沼津キャンプを行い、3月8日から同21日まで米・アリゾナ州でキャンプを行う。