西武は「4番山川」で開幕を迎える。オープン戦最終戦のDeNA戦に、4番一塁でフル出場。2-2の5回無死満塁、熊原から左中間へ2点適時二塁打を放ち、勝ち越しをもたらした。打率1割3分6厘、2本塁打、7打点で終了。物足りなさは残るが、辻監督は「バタバタしたくない。あれだけ悪かったから、良くなるでしょう。今日もヒット、打ったし」と、このまま4番を任す考えだ。
山川は、昨年9月から4番に定着。オフも「4番を打ちたい」と公言してきた。今春キャンプまでは順調に来ていたが、オープン戦で一時30打席連続無安打と絶不調に陥った。転機は、21日の楽天戦だった。最終打席に向かう直前に中村から「アグー、そんな構えだっけ?」と指摘された。構えた時点で体が投手側に開いていると気付かせてくれた。打席で修正し、見え方が去年と一緒になった。その打席は見逃し三振に終わっても、試合後「ニヤケが止まらない」と笑顔だった。その後は、この日を含め3試合連続安打。復調のきっかけをつかんだ。
開幕まで4日。「結果が出なくても、4番で使ってくれた。期待に応えるには、シーズンで打つのが一番。下半身に尽きる。右足に乗って、左足にぶつけていく。強い打球を打つフルスイングの形をもう1回、作りたい」と、残された時間で最善を尽くす。【古川真弥】



