阪神が首位広島に優勝マジック点灯を許した。2回までは両チーム無得点。先発才木がつかまったのは3回だ。1死一塁で、丸に速球を痛打され、右中間を破られる先制適時二塁打を浴びた。鈴木にはスライダーに合わされ、パワーで左翼席に2ランを運ばれた。いずれも打者有利のカウント3-1になった直後の1球を仕留められた。この日は4回、押し出し四球を与えたところで降板した。金本知憲監督は「技術不足か…。いいモノを持っているのに」と振り返った。先週から前日14日の直接対決まで、4度、広島のマジック点灯を阻んできたが、ついに失敗。4点ビハインドの9回には2点差に迫るなど、意地も見せた。惜敗を糧に、上位浮上をうかがう。