恐怖の20連戦だって、どんと来い! 阪神は9日の巨人戦(甲子園)が4回表終了後に降雨ノーゲームとなり、9月下旬から20連戦を戦う可能性が出てきた。

すでに13連戦までの日程は確定しており、少なくとも虎史上最長の14連戦は組まれる可能性が高い。それでも金本知憲監督(50)は「逆にそれでグッと乗っていける可能性もある」と強気。2ゲーム差で追うクライマックスシリーズ圏内へ、福留、糸井ら主力勢もフル稼働させて正念場を乗り切る覚悟だ。

最後は黒土の上にまぶした白土にまた、雨粒がたまり始めた。阪神園芸の懸命なグラウンド整備も実らず、巨人戦は4回表終了時点でノーゲームとなった。今季18度目の試合中止。これでシーズン終盤、恐怖の20連戦に突入する可能性も出てきたが、金本監督は「逆にそれでグッと乗っていける可能性もあるしね」と強気な言葉に力を込めた。

1時間28分の中断時間は2リーグ制後の甲子園では最長記録。シーズン終盤の日程を予想すると、さらに疲れは増幅する。今季は雨天中止が相次ぎ、すでに9月26日DeNA戦から10月8日ヤクルト戦まで13連戦が組まれている。この直前、唯一の空き日だった今月25日に今回の巨人戦が移る可能性が浮上したのだ。

同日は原則、9月23日からの巨人2連戦の予備日。現時点で今回の巨人戦は10月9日に組み込まれる可能性が高く、その場合でも虎史上最長の14連戦予定となる。ただ、今後も雨天中止が増えた場合、今回の巨人戦の9月25日への移動も「可能性はゼロではない」(球団関係者)という。そうなった場合は9月19日ヤクルト戦からプロ野球最長でもある20連戦という日程が生まれる。

それでも指揮官はベテラン勢の底力を信じる。この日の雨天中断中、一塁ベンチで糸井と談笑した際には「(残り試合)全部いきます!」と志願されて「ホンマか!?」と返す場面もあったという。「休ませどころっていうのが…」と頭を悩ませながらも「十何連戦はさすがに福留は年齢的にあれだろうけど、できるだけ頑張ってほしいですよね」。逆転CS進出へ。虎史最長連戦を大逆襲ロードに変える。【佐井陽介】

◆20連戦メモ 78年日本ハムが経験。当時のパ・リーグは前後期制で、日本ハムは後期開幕の7月1日から20日まで20日間連続で試合を行った。この間の成績は6勝12敗2分けで、20連戦を消化した7月20日時点で最下位だった。最近では00年7月28日~8月13日のオリックスが17連戦を行っている。