ロッテ新外国人ケニス・バルガス内野手(28=ツインズ3A)が左右両打席で合計300メートル弾となる2本の本塁打を放った。

まずは、左で。2回2死で迎えた第1打席。巨人菅野の初球の133キロのスライダーをフルスイング。打球は右翼席後方の看板に直撃する推定150メートル弾となった。「打ったのは真ん中から内側に入ってくる速いスライダーかカットボールだね。いいピッチャーだから初球から甘い球は逃さず積極的に行こうと打撃練習中から話していたんだ。しっかり自分のスイングができたよ。次の打席もガンバルガス!」と喜んだ。

2本目は右で。8回1死一塁、カウント2-2からの変化球をたたいた。打球は左翼席後方の看板に直撃する、またしても推定150メートル弾となった。「打ったのはカーブだよ。1球前にファウルした時から次はカーブが来ると思っていたんだ。自分でもどこまで飛んだが分からないよ。後でリプレーを見るのが楽しみだ。明日もガンバルガス!」。

試合前までは34打数2安打、打率5分9厘と苦しんでいたが、この日の2本が、復調のきっかけとなる。