阪神は21日、巨人6回戦(甲子園)の4回守備でボールデッドとなり、一塁走者ビヤヌエバが生還となったプレーに関して日本野球機構(NPB)への意見書提出を検討することを決めた。

4回に遊撃併殺を狙った際、二塁に滑り込んだビヤヌエバはベース上に立ちはだかる格好で、両腕を広げてセーフの動作を見せた。二塁糸原は重なり合う形になって一塁悪送球し、一塁側ベンチに飛び込んだ。審判団は協議した上でボールデッドでビヤヌエバの生還を認めた。谷本球団副社長兼球団本部長は「邪魔になったのは間違いない。流れのなかなのか、判定は微妙なところ。どういう判断だったのか、というところ」と説明した。

◆2個の塁が与えられる場合 公認野球規則によると、送球がスタンドまたはベンチに入った場合はボールデッドになり、2個の塁が与えられる。打球処理直後の内野手の最初にプレーに基づく悪送球の場合は、投手の投球当時の位置、その他の場合は、悪送球がなされたときの各走者の位置を基準として定められる。今回、糸原が悪送球した際はビヤヌエバは二塁セーフで、生還となった。