サヨナラ勝利期待の必勝リレーが霧散した。1-1延長11回。マウンドには守護神鈴木博志が立った。先頭神里を空振りの三振に仕留める上々の滑り出しも、続く宮崎につかまった。ファウル、空振りでカウント0-2と追い込んだ3球目。甘く入った高めのカットボールを右翼線に運ばれ、二塁打。2死三塁から主砲筒香にライトフェンス直撃の勝ち越し適時打を決められた。

先発大野雄が初回に1点を許したが、8回1失点で降板。R・マルティネス、ロドリゲスと必勝パターン投入したが、我慢比べに負けた格好になった。与田監督は「選手を起用しているのはこちら。選手を責めるようなことをしたくない。長い目で見て、いろいろ考えてやっていく」と振り絞った。今季初の4連勝には届かず、延長戦も今季3戦3敗になった。