巨人宮本和知投手総合コーチ(55)が8回に制球を乱した吉川光、鍬原に苦言を呈した。

同点の8回1死一、二塁から吉川光が登板。4月23日ヤクルト戦以来のマウンドとなったが、4球連続ボールと乱れ、四球で満塁とし降板。代わってマウンドに上がった鍬原も左打者の楽天辰己へ初球のスライダーがひっかかり、押し出し死球。1死を挟み、茂木にも押し出し四球を与え、2点の勝ち越しを許した。

宮本コーチは吉川光に「久しぶりというのはあるけど、ベテランはあそこでしっかりやってくれなきゃいかんね。後輩たちがしっかり背中を見ているわけだから。あそこは正直残念だった」と表情をしかめた。2年目の鍬原には「いろいろなプレッシャーもあるだろうけど、ああいうところでどんどんみんな成長していかないと、この世の中、このプロ野球という世界では飯を食っていけないよね。その辺は厳しく上を目指していってもらわないと。現時点で満足してもらっては困る」と奮起を促した。