ロッテ柿沼が種市を好リードした。6回にDeNAソトを三振に切った場面は「一番こわいのは、フォークが浮いてドカンと打たれることだった」とスライダーを要求し、縦変化が中心だった種市の引き出しを増やした。

2軍でもバッテリーを組み、ベンチでは球種やコースの意図を密に話し合う。定着し始めた“柿の種バッテリー”の愛称に「なかなかいないですよ、カキとタネなんて」とにっこり。正捕手田村不在のチャンスに、爪痕を残している。