3年ぶりに復活した社会人野球のJABA北海道大会が19日、札幌円山ほかで開幕した。発足2年目の北海道ガスが初出場。予選リーグ初戦で、昨年の都市対抗王者・大阪ガスから12安打で6点を奪うも、6-8で惜敗した。

フレッシュなチームが、全国屈指の強豪相手に奮闘した。1回1死一、三塁で、主将の東海林寛大捕手(23)がバックスクリーン直撃の先制3ラン。初の全国切符を狙った都市対抗道予選は、1次予選で敗退しており「どんよりしたムードがあったが、ここまでやれて、秋の日本選手権予選に向け、自信になる」と手応えを口にした。

身内に不幸があり不在の小島啓民監督(55)に代わり、今大会は渡部勝美コーチ(56)が監督代行として指揮。大阪ガスと同じ12安打に「全国のチーム相手に打撃で競り合えたのは大きい」と話した。

北海道から4チームが出場。21日まで予選リーグ、22日に札幌円山で準決勝、決勝が行われる。優勝チームには日本選手権(10月21日開幕、京セラドーム大阪)出場権が与えられる。