中日高橋周平内野手(25)が27日、マイナビオールスターゲーム2019(7月12日=東京ドーム、同13日=甲子園)に初選出された。この日発表された選手間投票により選出された。

「初めてのことでうれしい。出られることに意味がある」。29日から再開するセ・リーグ公式戦へ向けナゴヤドームでの全体練習に参加した高橋は、素直に喜びを口にした。

昨年、プロ入り7年目で初の規定打席に到達。今季からキャプテンに指名された。4月まで湿りがちだったがバットも5月から全開に。川上哲治氏、イチロー氏に並ぶ日本タイ記録の月間8度の猛打賞をマーク。5月度の大樹生命月間MVPも初受賞した。27日現在、打率3割2分3厘、85安打。ともにリーグ首位をキープしている。

球界を代表するトッププレーヤーの祭典への初出場。「(話したい人は)いるけど、前もって(名前を)言ってしまうと、話しづらくなる」と笑いながら高橋は抱負を口にした。12球団唯一、ファン投票での選出がなかった中日。「かしこまってやる必要はないと思うので、三振でもいい。何かいいものをつかんで、楽しくやりたい」と、竜の主将は、初の大舞台に前向きな姿勢をのぞかせた。