オリックス田嶋大樹投手(22)が29日、先発予定の30日ロッテ戦に向けてZOZOマリンでキャッチボールやダッシュ調整を行った。

前回23日日本ハム戦(ほっともっと神戸)では2回までに3点を失うなど出ばなをくじかれた。しかし3回以降は立て直し、6回途中5失点(自責点3)だった。次戦に向けて「考え過ぎないことですね。シンプルに打者と勝負できるようにしたいと思います」と気合を口にした。

同戦には侍ジャパン稲葉監督が田嶋の視察に訪れていた。「別にあそこでアピールできなかったとかは関係ない。最初は僕の口から『(五輪に)出たい』と言っていたんですけど、実際プロに入って自分の実力を知った上で、まだそこまで達していない。まずはオリックスでしっかり投げて貢献してから。その結果いい評価をいただけたらうれしいなという感じでいきたい」と語った。

中学時代、社会人時代に日本代表として日の丸を背負った経験のある左腕は「重い責任というか、重圧の中で野球できるのはすごいプラスになりましたし、野球をやっている以上はトップを目指したいのはあった。そこが全てではないですけど、選ばれた以上はしっかりやっていこうという気持ちでやっていました」と当時を振り返った。