日本ハム金子5勝目、ヘンプシード効果で古巣料理

<オリックス1-6日本ハム>◇25日◇京セラドーム大阪

日本ハム金子弌大投手(35)が、古巣キラーぶりを発揮した。25日、オリックス19回戦(京セラドーム大阪)に先発し、5回5安打無失点で5勝目を挙げた。

2点リードの3回1死満塁のピンチに、吉田正を二ゴロ併殺打に仕留めるなど要所を締めた。対オリックスは登板5試合で3勝、24イニング連続無失点で防御率0・69と圧倒している。

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移籍初登板のかつての本拠地は、異様な空気に包まれていた。冷静沈着な金子の耳を、つんざくような敵地の応援が揺らした。「京セラで投げるっていうのは違和感ないですけど、応援とかは気になりました」。初回、いきなり3連打と攻め立てられた。それでも、盗塁死と走塁死で無失点。「守備に助けられ、初回に無失点は自分の中でも大きかった」とはずみにした。

最大のピンチは2点リードの3回。1死満塁で吉田正を迎え「甘い球は、いっちゃいけない」と、選んだのはシュート。低めに沈んだ1球で、二ゴロ併殺で切り抜けた。球数77球と余力を残し、5回5安打無失点。約1カ月ぶりの白星となる5勝目を手にした。栗山監督は「よく粘ってくれた。自分の中では(投球感覚に)違和感があった中で、0にまとめられるのは素晴らしい」と称賛した。

古巣相手に、ずばぬけた強さを見せている。オリックス相手に、登板5試合で3勝。24イニング連続無失点中で、防御率0・69と際立っている。「まだ僕との対戦数が少ないから、多少は分があるんじゃないかな」と冷静に分析。そして「対戦したことがない黒いユニホームが、結果的に良かったのかな」。オリックスの期間限定ユニホームを“別チーム”ととらえ、ジョーク交じりに笑った。

体のケアに一層気を使っている。再生力を高めると注目されているヘンプシード(麻の実)のオイルを口から摂取。効果的に疲労回復に努めている。数万円する高級オイルながら、興味を持った近藤らにプレゼントし、チームにも還元。頼もしいベテランが、苦境に立つチームで存在感を放ち始めた。【田中彩友美】

その他の写真

  • オリックス対日本ハム オリックス戦に先発し5勝目を挙げた金子(撮影・渦原淳)
  • オリックス対日本ハム 5勝目を挙げた金子(左)は復帰戦で2点適時二塁打を放った中田(中央)らとハイタッチ(撮影・渦原淳)