中日ドラフト1位の根尾昂内野手(19=大阪桐蔭)が20日、今季ウエスタン・リーグ本拠地最終戦のオリックス戦(ナゴヤ球場)で自己最長の10試合連続安打をマークした。3回、右腕本田から左中間へ二塁打。それでも3打数1安打の結果に「もっと打ちたかったですけどね。絶対に点を取らないといけない場面で凡退してしまった。次の打席は同じ失敗をしないように、と思っていました」と冷静に振り返った。

春先はプロのレベルに苦戦したが、ここ10試合は計43打数18安打7打点。「甘い球を1球で仕留められる打席が1日1打席ある。できなかったことが少しずつ形になりつつある。毎日試行錯誤ですけど、春に比べると少しずつマシになっている」と手応えもある。

小笠原2軍監督は走攻守の課題を問われて「全部です。まだまだ1軍のレベルではない」と辛口採点しながらも「大まかに言えば成長している」と表現した。ウエスタン・リーグは残り3戦。1軍戦は残り7戦。「(1軍に)行きたい気持ちは全員持っていると思う。(今季中に)1度あるかないかのチャンスをしっかりモノにしたい」。初昇格を諦めず、ヒットを奏で続ける意気込みだ。