ロッテは26日、球団ホームページと各種SNSに、今季を終えての山室晋也球団社長のファンへ向けたメッセージを掲載した。コメントは以下の通り。

 

今シーズンも熱い応援で選手たちを力強く後押ししていただき、本当にありがとうございました。「マウエ←」のスローガンを掲げ、令和元年のリーグ優勝を目指してスタートしたシーズンでしたが、残念ながら4位という結果に終わりました。そして最終戦では本拠地ZOZOマリンスタジアムで敵チームの胴上げを許すという屈辱を味わいました。

試合後に監督、コーチ、選手によるミーティングが開かれ、私も出席しましたが、誰もが悔しさをかみしめた表情をしていました。選手たちには、この悔しさを決して忘れることなく充実したオフを過ごしてもらい、来年はファンの皆様に今年より、もっともっと多くの勝利と感動を届けていきたいと思います。

そして我々も監督、選手たちと同様に、優勝をするためには何が足りなかったのか、どうすれば良かったのかをしっかりと反省、分析し、2020年シーズンに向けたチーム編成を進め、的確な補強と施策を打ちだすことで、ファンの皆様に喜んでもらえるチームづくりをしていきたいと考えています。

今シーズンを振り返りますと、7人の選手が2桁本塁打に到達し、チームとして非常に多くの本塁打を記録し、これまでにない姿を見ることができました。最後まであきらめない強い気持ちを持ち、最大5点差を逆転するなどサヨナラ勝ちを7回記録しました。また、投手陣も若い選手が躍動してくれたことは来年につながると期待しています。

夏場に失速した前年の反省から、夏場に勝てるチームづくりを目指し取り組み、8月、9月と月間で勝ち越すなど順位を上げることもできました。前年の反省点をしっかりと生かし、チームは確実に成長をしています。

来年はここからさらに先へと進み、今度こそリーグ優勝を手にするために、どんな逆境でも跳ね返し勝ち抜く力強いチームを構築して参ります。本年もファンの皆様が球場にお越しいただきましたことで、昨年記録した球団創設以来最多となる観客動員を更新することができました。魅力的なチームづくりと並行して、皆様に楽しんでいただけるようなイベント企画などのファンサービスも積極的に投入し、強化に努めて参ります。

まだまだ至らぬ点も多く改善すべきことがある中で、笑顔でご来場していただき楽しんで帰ってもらえるような球場の雰囲気づくりを目指し、これからも新しいことに挑戦し取り組んでいきますので、こちらの方もぜひ楽しみにしていただきたいと思います。

毎年の繰り返しになりますがファン、チーム、球団が一体となって突き進み、勝利の瞬間に喜びを分かち合えるのは、千葉ロッテマリーンズの最大の魅力であり、12球団でも1番だと誇りに感じております。2020年はファンの皆様とさらに1つとなり、優勝という目標に向かってまい進し、最後の最後に喜びを分かち合える1年とすることを約束させていただきます。

新しいシーズンをご期待いただくとともに、これからも千葉ロッテマリーンズへの変わらぬご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。