オリックス山本由伸投手(21)が、最優秀防御率の初タイトルを確定させた。

規定投球回数到達まで残り6イニングでシーズン最終戦に先発。3回1死から牧原に二塁打を打たれ、1死一、三塁のピンチを迎えたが、明石を二塁ゴロ併殺に打ち取った。4回2死満塁は松田宣を三振に。6回、先頭の代打・福田にソロを浴びたが、6回を1失点で投げ終え、リーグ唯一の1点台の防御率1・95をマークした。

山本は「きょうはマモさん(岸田)の引退試合でしたし、なんとか勝ちにつながるピッチングをしたいと思っていました。よけいな四球を出してしまったところは今後の課題ですが、前回登板の反省から、しっかりと練習してきましたし、立ち上がりから自分のピッチングができていたと思います。このあとはマモさんのラスト・ピッチングを見届けたいと思います」と、5失点で負け投手となった前回22日ソフトバンク戦の反省をこの日につなげたことを明かし、引退登板に備える岸田先輩にエールを送った。