実戦調整を経て侍ジャパンへ。日本ハム近藤健介外野手(26)が4日、札幌市内の室内練習場で汗を流し、秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」(7日開幕)の出場予定を明かした。この日、球団から発表された参加メンバーには入っていないが、スポット参戦予定。代表に選出された東京五輪の前哨戦となる11月開幕のプレミア12へ向け、着々と準備を進める。

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室内練習場での打ち込みを終えた近藤が調整プランを明かした。「フェニックスに行ったりして、打席をもらいながら調整していきたい」。7日開幕の「みやざきフェニックス・リーグ」に出場予定。11月3日から台湾で開催されるプレミア12へ向けた調整の一環として、実戦トレーニングを敢行する。

今月7日から鎌ケ谷での秋季練習に参加し、21日の侍ジャパン集合日までの期間、試合数や打席数は未定ながら実戦感覚を保つのが狙いだ。チームは5位でクライマックスシリーズ進出を逃し「早くシーズンが終わって時間も空いていますし、しっかり準備して合宿に臨めたらいいかなと思う」。本来、主力選手は出場しない若手中心の教育リーグを活用する。

侍ジャパン合流後は、25日に日本ハムとの練習試合も組まれており、吉田輝ら若手投手との対戦も見込まれる。「普段なかなか真剣勝負がないので、いろんな投手の球を打席で見られたら。外から自分のチームを見るということはないので、新鮮な感じで楽しみ」と心を躍らせる。

最高出塁率のタイトルを獲得した好打者は「しっかり持ち味を出せる準備をしていければいいかなと思う」。国際舞台へ、準備を進める。【山崎純一】