大島が史上4人目の大記録挑戦を激白した。中日大島洋平外野手(33)が2日、ナゴヤ球場に姿を見せた。10月28日に海外FA権を行使せず、中日残留を表明して以来、初めて公の場に姿を見せた。

軽く汗を流した大島は大きな目標を語り出した。今季174安打で念願の初打撃タイトルを獲得。しかし、にらむのはさらに先だった。「2000安打? 自分の中では、もちろん目標にしている」。大台まではあと558安打。新たに結んだ22年までの3年契約、その後を見据え、「衰えてくる年だが、その年でも変わらないように。トレーナーと40歳まではやりたいと話はしている」と不敵な笑みを見せる。

「もうFAを行使することはない」と生涯ドラゴンズを強調する。「いらないって言われたら考える(笑い)。でも数字を残せば、そのまま雇ってくれる。3年間の数字次第」。大学、社会人を経て名球会入りした野手は、元ヤクルトの古田敦也氏、宮本慎也氏、元中日の和田一浩氏しかいない。「過去3人しかいないでしょ」と、偉業もしっかり意識。2年連続7度目のゴールデングラブ賞も受賞したベテランは、レジェンドへの道を突き進む。【伊東大介】